入職のきっかけを教えてください。
訪問看護実習をきっかけに、生活に密着した看護ができる訪問看護に興味を持つようになりました。
新卒で訪問看護師になるのは難しいと思い、卒業後は大学病院で働き始めたのですが、新卒で訪問看護師として活躍している方々の話を聞いて諦められなくて……。大学時代の教授に相談したところ、来夢ラインを紹介されました。
所長との面談で、利用者さんに寄り添うことを大切にしている姿勢に共感し、入職を決めました。
入職前に不安だったことは何ですか?また、その不安は入職後にどのように解消されましたか?
自宅を訪問して、一人で利用者さんの状態を判断しなければならないことが不安でした。
でも、最初の1ヶ月は同行訪問で学ぶ期間があったり、先輩方が相談や報告をしたいときにすぐに話せる雰囲気を作ってくれたりしたおかげで、徐々に自信がついていきました。手厚いフォローのおかげで、安心して一人で訪問できるようになりました。
現在の仕事内容、やりがいを教えてください。
利用者さんのご自宅で、健康相談に乗ったり医療的な処置を行ったりしています。
病院とは違い、ご自宅での生活を通して利用者さんの人生により深く関われるのが訪問看護の魅力です。普段どういう生活を送っているのか、どういうご家族に囲まれているのか、どういう生き方をしたいと考えているのか……。病院では分からない利用者さんの姿や思いを感じながら、人生に寄り添った看護ができることがやりがいです。
仕事をするうえで大事にしていること、心がけていることは何ですか?
利用者さん一人ひとりの生きがいや生き方を尊重することです。
「どうありたいか」「どういう暮らしを送りたいか」、看護を始める前にお聞きするようにしていますが、すぐに思いを話せない方もいらっしゃいます。そんなときは、来夢ラインや病院スタッフとも連携しながら、チーム全体でその方の希望を丁寧に引き出すように心がけています。よりよいサポートができるように、チームとしての連携はかなり意識していますね。
来夢ラインで働く魅力は何だとお考えですか?
高齢者だけでなく、小児やお看取りの訪問も多く引き受けているので、人生の経験値が上がります。
また、施設が自然豊かな環境にあり、美しい四季を感じながら仕事ができるところも魅力です。
ご自身で入職後、成長できたところは何だとお考えですか?
スタッフも利用者さんも年齢層が幅広く、0歳から100歳近くまでの方々と関わる中で、視野が大きく広がりました。
さまざまな年代の方々の考え方や人生観に触れ、日々新しい発見があります。特に人生の大先輩から学ぶことが多く、看護の枠を超えた学びがたくさんあります。
今までで一番印象に残っているエピソードと、そこから学んだことを教えてください。
自分の親と同年代の利用者さんのお看取りが、一番印象に残っています。
後悔のない最期を迎えられるよう懸命にサポートしましたが、お看取りの場面では後悔が残ることを痛感しました。
この経験をきっかけに、利用者さんとそのご家族がどのような人生を歩み、最期にどんな時間を過ごしたいのかを一緒に考えることを常に意識するようになりました。訪問看護師としての成長につながった、印象深い出来事です。
来夢ラインの職員はどんな人たちで、どのような職場の雰囲気か教えてください。
経験豊富なスタッフが多く、幅広い知識や技術を惜しみなく教えてくれます。
年齢層もさまざまで、ユーモアのある方が多いですね。温かく見守ってくれる雰囲気があるので、仕事で落ち込むことがあっても「頑張ろう!」と前を向ける環境です。
働きやすいと感じるポイントを教えてください。
教育体制が充実していることが大きな魅力です。看護協会が制定するプログラムに加えて、一人ひとりの性格や興味、習得ペースに合わせたプログラムを組んでくれます。一対一で先輩看護師がついてくれるのも安心できるところです。休暇の希望が通りやすく、趣味の時間と仕事の両立ができるので、オンオフのメリハリをつけて働けます。
これからのビジョンを教えてください。
訪問看護の素晴らしさをより多くの人に知ってもらい、病気を抱えていても自宅で安心して医療を受けられる地域づくりに貢献していきたいです。そのために今は、実習生の受け入れや若手訪問看護師の育成・教育に積極的に参加しています。訪問看護に興味を持ってもらい、一緒に地域医療を支える仲間が増えればうれしいですね。
求職者の方にメッセージをお願いします!
来夢ラインでは、利用者さんの人生に寄り添った看護とは何かを常に考え続けています。
今は、新卒からでも訪問看護に挑戦できる時代になりました。少しでも興味があれば、ぜひインターンシップに来て、訪問看護の魅力を体験してみてください。